この世のすべてはメッセージ

感情も出来事も、すべてがメッセージ。

初めてのメッセージ

わたしは、スピリチュアルな世界とのつながりを
けっこう長い年数で、持っている。


初めて不思議なメッセージを受け取ったのは、
20歳の頃だった。

 

そのメッセージは、わたしの内側から発しているのに、
わたしが思考した言葉ではなかった。

 

ちょうど、東京 増上寺の境内を歩いていた時である。

その日、とある人(元カレ)を傷つけてしまったことに、

ダメージを受けていたわたしは、
「死んで罪を償った方がいいんではないか」と
考えながら、境内を歩いていた。

 

今考えれば、当時のわたしの悩みは全っ然、大したことなんかなく、
人を傷つけた、と言っているものの、対象のお方(元カレ)は
ちょっとフラれたくらいの感覚だったろう。(まちがいなく)


まぁ、若かりしわたしの脆弱なメンタルが、

かなりどん底に落ち込んでいた時の出来事である。


ふと、メッセージが、「内側」から上がってきたのである。


「生きていて、いいんだよ」

 

正直、驚いた。

 

今の言葉は、誰が発した?

どこから聞こえてきた?

そんな疑問がわいた。


自分自身の思考ではなかった。

どこかからやってきたメッセージだった。

なのに、自分の内側から、湧きあがってきた感覚だった。

 

力強く、確信がありながら、暖かく、やさしいメッセージだった。

 

日中の増上寺、という人目の多い場ではあったが、

涙をこらえられなかった。


人目がなかったら、声をあげて号泣していただろう。


その時、境内に花を咲かせた梅が、ぼんやりと視界に入っていたため

「いまのは、梅の精…?」と真剣に考えたものである。


その後、「ハイヤーセルフ」や「ガイドスピリチュアル」

といった用語を知るまでに、10数年を要するため、

この存在はなんなんだろう、と不可思議なままではあったが。

 

これ以来、わたしは、わたしの内側に、

「なにか、力強く、大きな存在がいる」

ことを認識したのだ。