この世のすべてはメッセージ

感情も出来事も、すべてがメッセージ。

心ちゃんの叫び

感情は心ちゃんがくれるメッセージ。

 

このメッセージを「すべて」受けとめることで、

自分がなんの観念にとらわれていたのかを、

知ることができる。

 

この「すべて」というのが、広い。でかい。深い。

 

自問自答を繰り返して、

十分に掘り下げた気になっていても、

世間の価値観にあわせて小奇麗に

作り込んだポリシーなんかがあったりして、

そのポリシーを自分のものと勘違いしていたりして、

本当の自分には、行き着いていなかったのだ。

 

 

心ちゃんの叫びを聞いたのは、

うめきちさんに「覚悟不足」を指摘していただいて、

間もなくのことだった。

 

会社の友人ふたりと、夜、お酒を飲みに行った時のことだ。

ふたりとも、わたしが数ヶ月の間、

元気がないことを、とても心配してくれていた。

ゆりおはもっと自信も活力もある人だった。

まるで別の人間になってしまったようだ、と言われた。

 

わたしは言霊を恐れて、愚痴や不平不満を

言葉にすることを、控える癖がついていた。

しかし、その時は、話してもいいかな、と思ったのだ。

ふたりの友人に、今、自分が落ち込んでいること、

その理由を、自分の考えを、話した。

 

友人たちは、徹頭徹尾、わたしの味方として

発言をくれた。

わたしにも悪いところがあるんじゃないか、

といった言葉は、絶対に言わなかった。

 

嬉しかった。

許された気がした。

 

自分にも至らないところがあるんではないか、

と、常々考えてしまっていたのだ。

 

そして、終電を逃すまで、飲んで、歌った。

なにも解決した感覚はなかった。

友人に愚痴を聞いてもらっても、

解決しないことはわかっていた。

それでも、友人に恵まれている幸福を

実感した夜だった。

 

帰宅し、自宅にある全身鏡の前を通る時、

自分の姿を、何気なく見た。

 

鏡のなかの自分と目が合う。

 

ものすごく、酔っ払っていたことは間違いない。

 

その時、なにを自分自身に問いかけたのか、

残念ながら記憶にない。

 

しかし、この時、心ちゃんが叫んだのだ。

 

「こんなに美しい魂を矯正しないで!」