この世のすべてはメッセージ

感情も出来事も、すべてがメッセージ。

ねぇねぇ、おかあさん

ねぇねぇ、おかあさん、聞いて。

 

誰もいない空間で、小さい子どもが呼びかける。

 

ねぇ。おかあさん。今日、こんなことがあったんだよ。

 

聞いて聞いて。

ねぇ、おかあさん。

 

聞いて。

 

・・・という感情が出てきた。

この日、気心のしれた友人達とのお酒の席が、

珍しく、まったく楽しくなかったのだ。

 

なんでだろう?と思い、

心ちゃんの気持ちを掘り下げてみた。

 

そうしたら、聞いて聞いて、という

幼い感情が出てきたのだ。

 

そういえば酒席で、ひとりの友達が

独壇場でずっとしゃべっていたなぁ。

あたしだって、最近転職したばかりで

色々聞いてほしいのに。

でも、この友達が楽しそうに話し続けていて

話題を変える隙もないし、

あたしの話は、がまんしよう。

 

 

なんてね。

我慢、といいつつ、すっごい不満だったじゃん。

 

それで出てきたのが「聞いて聞いて」だった。

 

 

確かに、わたしは幼稚園に通うころから

鍵っ子だった。

 

幼い時分の思い出は、

家にひとりで居た印象が強い。

 

仕事から母が帰ってきても、

疲れているだろうに食事を作り、

家事をしてる母に対して、

 

「じゃまをしてはいけない」

 

と子供心に感じて、黙々とひとり遊びを

していたような気がする。

 

ずっと自分に我慢させ続けてきたんだなぁ。

ごめんなさい。